新年のごあいさつと新企画のお知らせ

だいぶ遅くなってしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。
今年2022年は何か大きな変化が起こりそうな予感がしています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年1回目のブログは、少し宣伝チックなお知らせからスタートします。
当プロジェクトを運営している杏花印刷では、長野県のスポーツを応援するフリーマガジン『Nsports』を定期的に発行しています。(Nsportsホームページ

このNsportsが、春から「親子でお金のことを考える」という企画をスタートします。当企画では、「親子でお金のこと、将来のことを話してみよう」という表題で、計3回にわたり以下の特集で連載を計画しています。

4月号:「子どもに自立を施すためのお金の話」
8月号:「子どもにお金の運用を!」
12月号:「お金と親の役割とは?」

※内容には多少の変更が出る可能性もあります。

さて、なぜSo-Matchのブログでこの企画の宣伝をするのかというと、それにはもちろん理由があります。

それでは唐突ですが……。
お子さんがいらっしゃる方にお尋ねします。
まず皆さんのお子さんが大学まで進学したとします。
それぞれどの程度の学費が必要になるかご存知でしょうか?
すぐには思い浮かばないのではないでしょうか。

それでは例として、一般的なデータをご紹介しましょう。

A.小学校から大学までオール国公立の場合で総額 7,311,794円

これはかなり成績優秀なお子さんの例といえます。

B.高校まで公立、大学のみ私学の場合で総額 10,256,594円

長野県で一番多いパターンと考えられます。加えて都会での生活となると、さらにお金が必要になるケースが多いと思われます。

C.中学まで公立、高校・大学が私学の場合で総額 11,788,752円

D.小学校から大学までオール私学の場合で総額 22,209,147円

最近、長野のような地方都市でも増えてきているパターンといえます。
(中高一貫校も増え始めています……)

※数値データはAERA2021年5月号より

以上のデータから、かなりの金額が必要になることがわかります。

仮にこのお金を現金で払わなくてはならない場合、すぐに用意はできますか?

おそらくできないでしょう。

一般的な家庭であれば、「すぐ」用意することはほぼ不可能といえるのではないでしょうか。上記の数字を見れば、今日問題になっている「返済型奨学金」を利用する学生が増えていることも納得がいきます。諸説ありますが、「返済型奨学金」は約50.2%の学生が利用しているともいわれています。
ちなみに筆者の長女もコロナ禍、看護師として一生懸命働いていますが、現在も奨学金を返済しながら頑張って働いています。(入学金と学費は、何とか親が工面しましたが)

このような事実から、進学における「お金」の重い負担は数年後の就職活動にも少なからず影響を及ぼすことが考えられます。
そういった問題意識から、私たちSo-MatchもNsportsと連携を図りながら、真剣にこの企画に取り組みたいと考えています。今まであまり多くは触れられていなかった題材ですので、シビアで現実的な内容の企画になると予想されます。だからこそ早いうちから親子で「お金」について興味をもってもらい、一緒に考え、活かしてほしいと願っています。

もちろんNsportsの読者層は、将来の長野県で働く可能性の高い若者の皆さんですから、「早い段階から長野県の企業のことを知ってもらう良い機会になれば」とも思っています。

次回は、「人事採用側からみたお金のこと」について「ファイナンシャル・ウェルネス」という観点からお話をしたいと思います。

寒い日が続きますが、皆様どうか健やかにお過ごしください。

それでは。