「会話」と「対話」、新しい価値の創造。
年が明けてから2週間以上が経ちました。皆さんも殆ど日常に戻られたころか思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。(前回の記事はこちら)
年末年始は本を読んだり、浅はかながらもいろいろと考える時間がありました。
──国際情勢、国内情勢の大きな変化で、これまでの価値観やライフスタイルが大きな転換点を迎えていると思います。そんな新たに来るであろう時代にいち早く順応するために。
とりわけ印象に残った本は、以下の2冊です。
◆生命の網のなかの資本主義
ジェイソン・W・ムーア著、東洋経済新報社発行
◆新解釈 コーポレートファイナンス理論
大阪公立大学大学院教授 宮川壽夫著 ダイヤモンド社発行
そして、今年は「対話」を大切にしていきたい、と考えてみました。
ちなみに「会話」ではなく「対話」です。
そこで「会話」と「対話」の違いについて、検索してみたところ、とあるECサイトで、日本を代表する劇作家で演出家の平田オリザさんについて特集・インタビューをした記事がありました。その中で対話について面白いことが述べられていましたのでご紹介します。(記事は「北欧、暮らしの道具店」さんより。ショッピングだけでなくコラムやラジオなど様々展開をしている面白いサイトです。)
北欧、暮らしの道具店 様
【上手に伝えたくて】第1話:コミュニケーションは、能力じゃなくてモチベーション。
平田さんのお話によると、「会話」はライフスタイルや価値観の近い親しい人同士でのおしゃべり、いわゆる日常会話。それに対し「対話」とは、あまり親しくない人同士の価値観や情報の共有、もしくは親しい人同士でも価値観が異なる時に起きる、そのすり合わせ、とされています。
個人の見解になりますが、「対話」がしっかりできる人は、大人なのかもしれませんね。
そして「対話」を重ねていくことで、それぞれ違う考え方をすり合わせていけば、新しい考え方が生まれてくる可能性も出てきます。少し格好いい言葉で言い換えれば「新しい価値の創造」に繋がりますね。
そんな「新しい価値の創造」が生まれるような、前向きな気持ちで、2023年を送っていきたいと思っています。(もちろん、日頃の研鑽が何よりも重要ではありますが)
今回は少し短いですが、このあたりで。
次回は、「対話を重視した、就職活動と採用活動」についての考察をしてみたいと思います。