ChatGPTではきっと書けない。「人が考えること」の価値。

「この3日間、多くの皆様のご来場、誠にありがとうございました。エスコンフィールドはお楽しみいただけましたでしょうか?1924年開業の阪神甲子園球場は来年100周年を迎えますが、わたしたちも偉大な先輩を見習い、1世紀経っても愛される球場づくりを目指して参ります。『甲子園も良いけど、エスコンフィールドも良いよね』と皆様に言ってもらえるよう、今後も真摯にエンターテイメントの追及とサービス改善に努めていきますので、またのご来場、心よりお待ち申し上げます。」

上記の文面は、6月9日から11日にかけて、日本ハムファイターズの新本拠地であるエスコンフィールド北海道で開催された、北海道日本ハムファイターズVS阪神タイガースの交流戦最終戦終了後に、球場の大型スクリーンに映し出され、阪神ファンへ向けた感謝のメッセージだそうです。まさに“粋なメッセージ”であり、ビジターチームへの敬意と感謝の気持ちが伝わるメッセージですね。

以前このブログにも書きましたが、筆者は40年以上のタイガースファンです。昔は「マナーが良くない」というイメージのあったタイガースファンですが(最近はだいぶ改善されています)、このメッセージには思わず感動したことでしょう。ビッグボス新庄さんが監督であり、コーチもタイガース出身者が多いため、タイガースファンがファイターズに親近感を持っているのは事実ですが、それにしても本当に嬉しい心遣いです。

この時点ではタイガースが好調だったことも大いに影響しており、好意的に受け取られたかと思われます。しかし、その後交流戦で負け越し、さらには交流戦明けのベイスターズ戦で3連敗し、首位の座を明け渡しましたので、現在のタイガースファンがどのように感じているかはわかりません。ただ、40年来のタイガースファンとしては、今でも穏やかな気持ちでいてほしいものです(笑)。