大学生の皆さんとセッションを行いました
ご無沙汰しております。11月に入り、街はだんだんとクリスマスモードになってきましたね。
9〜10月は何かと忙しく、9月分として考えていた記事が10月初旬の投稿となってしまいました。
10月分としてのブログはアップができませんでしたが、ようやく少し時間に余裕がでてきました。
さて、その10月ですが、長野県内のある大学で学生の皆さんとセッションを行いました。
お題は
ベンチャー企業を知ろう!
~「ベンチャー企業で働く」について具体的なイメージをしてみよう!~
長野県内の比較的社歴が浅い会社2社の採用担当者の方にもお越しいただき開催しました。この2社は、ベンチャーキャピタルで資金調達をしながら事業を進めている会社で、オーナー型企業が比較的多い長野県では珍しいタイプの会社です。
7月にオンラインで第一弾を行い、今回は第二弾として対面式での開催でした。
※ベンチャーキャピタル(Venture Capital、VC)とは、未上場の新興企業(ベンチャー企業)に出資して株式を取得し、将来的にその企業が株式を公開(上場)した際に株式を売却し、大きな値上がり益の獲得を目指す投資会社や投資ファンドのことを指します。
創業間もないベンチャー企業では、担保も不十分で銀行融資では事業を行うための資金が十分得られないことが一般的です。その点ベンチャーキャピタルから受ける出資は、事業内容など成功の可能性を中心に判断され、融資と異なり返済の義務はありませんが、その出資に見合うリターンをあげることが望まれます。
◆SMBC日興証券サイト(下記URL)
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/he/J0278.htmlより抜粋
つまり、ポテンシャルのありそうな企業に資金余裕のある会社が出資をするということです。
当日は、ベンチャー企業での働き方について色々な考察をしながらのセッションを繰り広げました。参加された学生の皆さんがどこまで理解してくれたかはわかりませんが、最後はだいぶ“打ち解けた感じ”になったことは確かだと思います。自画自賛にはなりますが、“普段にはない就活関連のセミナー”ができたのではないでしょうか。
ところで、先ほど7月にオンラインで、今回は対面で開催と記しました。参加してくれた学生さんの数はオンラインが20名、対面が3名と、圧倒的に対面の時の参加人数が少なかったのです。コロナ禍でオンラインに慣れてきたことが理由だと思いますが、大学の関係者の方から一つ気になることをお聞きしました。
それは、「オンラインの授業やセミナーを『倍速』で飛ばし見をするというケースが増えているように感じる」ということです。確かにそういった手法は効率が良いのですが、本当に芯まで理解できるのかどうかについては、筆者もやや疑問に感じます。
私自身もオンラインでの打ち合わせが多く(大学関係者の方も多いかと思います)、また便利だとも思っているため「対面でないとダメ!」とは考えません。しかし、オンラインでは読み取りにくいその場の空気感や相手の仕草など「ノンバーバル(言葉以外で行うコミュケーションの方法)な側面」を見ることなく、オンライン上の情報だけで物事の理解や判断を下したりするのは、果たしてどうなのかな、と思います。
「自分の好きな時間に録画したオンラインの動画を『倍速』で見る。確かに効率よく情報を得ることはできますが、それが日常化することには、やや不安を感じる」といった大学関係者の方の意見もあるということを最後にお伝えして、今月のブログを締めさせていただきます。