近未来の就職活動とその方法を考えてみよう!

7月も残すところわずかとなりました。
昨今の世の中ではあまりにも衝撃的な事件が起こりすぎて、驚きの日々が続いています。そんな中で、様々な事柄において“従来のやり方”に段々と無理が生じる場面が多くなってきていると感じるのは筆者だけでしょうか。そんな“従来のやり方”から今ひとつ抜け出せていないものの一つとして就職活動(就活)があると思います。これまでにも様々な問題点を語ってきました(過去記事はこちら)。今回は、そういった課題や問題点などはひとまず横に置いて、少しポジティブな近未来の就職活動についてアイデアを練ってみたいと思います。

さて皆さん、このところ「メタバース」とか「アバター」といった言葉を耳にすることがありませんか?

Wikipediaでは、メタバースについて

コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やそのサービスを指す。日本にあっては主にバーチャル空間の一種で、企業および2021年以降に参入した商業空間をそう呼んでいる。将来インターネット環境が到達するであろうコンセプトで、利用者はオンライン上に構築された3DCGの仮想空間に世界中から思い思いのアバターと呼ばれる自分の分身で参加し、相互に意思疎通しながら買い物や商品の制作・販売といった経済活動を行なったり、そこをもう1つの「現実」として新たな生活を送ったりすることが想定されている。

アバターについては

自分(ユーザー)の分身となるキャラクターのこと。

と書かれています。

メタバースについては、今秋開催される長野県の代表的な工業展である「諏訪工業メッセ2022」において仮想空間の商談コーナーとして初導入されるようで、だんだん長野県でも身近になりつつあります。
なお、諏訪工業メッセの仮想空間の商談コーナーにご興味のある方は以下の動画をご覧いただければと思います。(11:05あたり)

さて、皆さんもお気づきかと思いますが……このやり方、就職活動でも応用できそうな気がしませんか?(一部企業団体や群馬県などでは既に事例があるようです)メタバースを使った就職活動の流れは、以下のようになるかと想像されます。

◆ステップ1

  • バーチャル空間(3Dもしくは2D)で各企業が出展し、案内を行う。
  • 参加者にログイン情報を入力・登録をしてもらう。
  • 一定期間自由に出入り・閲覧可能で、それぞれがスケジュールを合わせやすくできれば理想的です。
  • それにより時間的制約が緩くなり、伝える情報・得られる情報の量と質が上がることが予想されます

◆ステップ2

  • 企業、学生双方がマッチングした際には、会場からオンラインミーティングに移行し個々の面談を実施します。(学生からのアクションに対し企業が応える形が現実的でしょうか。)「ブースでの説明を聞いた上で、担当者に対し制限時間付きでさらに詳しく話を聞ける」といったイメージです。

◆ステップ3

  • さらにマッチング度が高まった場合は、会社訪問等のスケジュールなどを調整します。

手順は従来の合同企業説明会を踏襲していますが、これをメタバース上で行えば簡単かつ情報密度の高いものが期待できます。もしこれが長野を拠点として可能になれば、企業も学生も負担が相当軽減されるのではないでしょうか。学生は当日に会場で何枚もエントリーシートを書いたり、事前書類をプリントアウトしておく必要もなくなります。また天気や気温による身だしなみの崩れに細心の注意を払いつつ、移動費をかけ、時には靴擦れを庇いながら歩き回る……といったようなこともなくなるのです。スーツのクリーニング代も節約できますね。そうすれば、より企業選びや情報収集に専念できそうです。

企業側では、とくに中小企業にとっては採用活動の負担軽減につながるような気がします。少ない人員で出展資料やPOPを搬入設営し、大勢の学生に対し何度も会社概要を説明し、声を枯らしている採用担当者さんを見たことがありますが、その大変な労力も軽減されます。
また履歴書の役割をもった学生のアカウント情報が閲覧できれば、管理や集計も簡単です。もちろん最後はきちんと会って話をするということが重要ですが、そこに行き着くまでの物理的な障害がかなり軽減されるでしょう。

しかし、実現にあたっては課題もいくつか考えられます。

◆費用
やはりバーチャル空間の構築となると大変な費用がかかるようです。しかし、いろいろ調べてみると、私たちでも運用できそうなプラットフォームサービスがありそうです。私たちのプロジェクトではこういったサービスもリサーチ・検証をしていきたいと考えています。

◆技術・知識
運営者側だけでなく、出展する企業にもある程度の知識を求められるため、そういった分野に長けている人材が必要になります。企業の若手の皆さんなどで多少心得のある方はいるかも知れませんが、未知の分野の取り組みとなれば技術・知識面でのサポートが必須となります。

◆セキュリティ
企業・学生の情報を取り扱うため相応のセキュリティが求められます。こちらは既存のプラットフォームを使用することでクリアできそうです。

最後に余談ですが、この話をプロジェクトの若手メンバーに話をしたところ「メタバースは元来ゲーム開発などから生みだされたコンセプトですが、非技術者の間で取り沙汰されるメタバース像と、Metaが提唱する将来のメタバース像ともギャップがあり、昨今は定義が曖昧なまま商業イズムに走っている傾向があります。我々も本質的な理解を深めていく必要があります。」との見解。
そのあたりも踏まえて考えていかないといけないとも思います。

それと話は変わりますが、最近webをリサーチしていたところ私たち「So-Match」と同じ名前のプロジェクトを見つけました。
「新潟県が主体の若手人材等を対象とした事業提案コンペ」といった内容の企画のようです。
我々も負けずに頑張っていきたいと思います。

それでは今月はこのあたりで。
次回のブログでも、引き続き新しいサービスのアイデアを紹介できればと思います。